「スクスク!!」




おそろい






ふわりと舞うようにしてスクアーロの部屋に飛び込んだ。
その振る舞いと口調は正反対。


「スクアーロ!スクアーロ!!ねえねえねえ!!見てみてっ!!」

ごろんと寝返りをうって早口で叫ぶの方を向いたスクアーロ。


「あぁ?なんだぁ・・・?」


ベッドのうえで今にも眠りに落ちようとしていたところを邪魔されて不満気。


うるせぇ・・・。
やっともらえた休みなんだから寝かせろぉ!!


が、そんなスクアーロの心情をは知るはずもなく。


スクアーロは閉じていた目をうっすら開け、
その狭い視界にの姿を入れると飛び上がるように起き上がった。



「ちょ・・・お前なんだぁ!?その髪!!」



「何、って・・・。ウィッグ。ヅラ。」


さらりとの肩に綺麗な銀色の髪が流れる。
色も、長さもスクアーロのものとほぼ同じだ。


は満足そうな笑みを浮かべた。


「なんか知らんけどボスからもらった。」


これやる、って言ってくれたけどなんでボスこんなの持ってるんだろ。
羽根あるからウィッグなんていらないよねー・・・。
ん?この理論はおかしいか。


スクアーロはだらしなく口をぽかんと開けたまま立ち尽くしている。


「おーい?スクアーロー?」


スクアーロの前まで来ては呼びかけてみる。
・・・反応なし。

「おーーーい?」

スクアーロの前で手を上下に振ってみる。
・・・同じく反応なし。

「ヘタレが。」

軽く毒吐いても気づかない。


なんだコイツは・・・!
・・・・あ、でもこれはこれで利用できる!


にやりとが不気味な笑みを浮かべたときは悪知恵がはたらいているとき。

ごそごそと自分の上着のポケットを探る。
目当てのものが指先にこつん、と当たると更に悪い笑みになった。
・・・ぶっちゃけ危険だ。

さっ、とポケットから取り出した手に握られていたのは、
ピンク色の花がついたヘアピン2つと大きなふわふわのピンク色のボンボンがついたヘアゴム数本。


―――大体何をするかはわかるだろう。




*




なんでボスはにウィッグなんか渡したんだぁ?
・・・ハッ!
まさかが薄毛に悩んでたのかぁ!?
・・・・いや、俺より髪はあるぞぉ・・・。
じゃあなんでだ・・・・・・・



「・・・・ッハハ!!」

・・・

「・・・・・・ッハハハハハハハ!!!」

・・・何笑ってんだぁ?



「アッハハハハハハハハハ!!!
 なんでそんなにスクアーロ似合うのよぉ!!
 あはははははははは!!!」


は?

「俺がどうしたってぇ?」

俺が聞くとびくっとの肩が震えた。

「あ・・・スクアーロ・・・・・。
 うん、こういうことなんだ」

吃驚していたが、すぐににんまりとした嫌な笑みを浮かべて俺に鏡を向けた。

はぁ?俺がどうしたって・・・・・


「ゔお゙ぉぉぉぉぉい!!!!!!!」


鏡の中に居たのはツインテールの前髪がピンで留められた・・・・俺。
なんか頭が引っ張られる感じがすると思ったらぁ・・・・!!

そしてよく見るとも俺と同じような髪型をしていた。
違うのは分け目。
・・・シンメトリー?


俺が驚いているとが突然、ドアを開け放って叫んだ。




「みぃんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
 スクアーロの部屋に集合!!!
 面白いものが見られるよぉぉぉぉぉ!!!!」



「来んなァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」











2008/01/23