ヤバいヤバい!!
心臓バクバクしてるんですけどーーーーーっ!!!










止まらない鼓動











並盛中学に転校してきて1週間が経ちました。

この1週間で学んだこと。

並盛中は風紀委員のいいんちょ様が仕切っているということ。

で、その風紀委員長を見てみようと、今、近くに来てます。
応接室の廊下の角に隠れてるんですけど・・・・・。


外に怖い人が沢山いるよぅ!!!!


が、学ラン・・・・?
えーっと、じゃあこのゴッツイ顔の中学生に見えない方たちは・・・

風紀委員!!??

うおーっ!こえーっ!

えー、わたくし、膝が震えてまいりました。

なんだか引きつった笑みまで浮かんできました。

冷や汗もダラダラです。

くそう!帰るか!?

引き戻すか!?

お前が決めろ!ーーーっ!!!



・・・・よし、落ち着こう。

落ち着け、私。

変な妄想繰り広げて声出しちゃったらヤバいよねっ!

クハハハハ、でも大丈夫!


「まだ声出してないから!」



・・・おーまいがっ!!!

なんて馬鹿してんだ私は!!

何声出してんだこるぁっ!

いやぁぁぁぁ!



黒い人たちがこっちに走ってくるよぅ!!!!




に、逃げろー・・・・!!!!

声じゃわかんないハズよね!

大丈夫!

おっけぃ!

さぁ、だから全力疾走だ、私ィィィィィィィ!!!



おおお!!!
これギネス記録いくんじゃね!?

ってな速さで走っております!

後ろを見よう!

たまには振り返ってもいいんじゃナイ?

せーの、で振り向くよ?

せーのっ!


・・・・・



「見るんじゃなかったァァァァァァァァァ!!!!」



黒い人たちついてきてるーっ!!



あるぅ日 校舎の中

風紀に 出会ぁった

止まれば血だるまだー

全力で逃ィィげろー♪

黒服の 言うことにゃ

お嬢さん 止まれよ

ドダドッダドダドダドー

黒服全力で走ってくるー♪

ところが 息切れだ

もうそろ 死んでまう

だけど死にたくなーい!

急いで走ィィれー♪

お嬢さん お待ちなさい

ちょっと ボコらせろ

委員長呼ぼうかー?

やめてそれだけはー!!




やっべ、途中いろいろ飛ばした!


はい、てなわけで、ワタクシ、ただいま




なんか黒髪が綺麗な男の子とばったり会っちゃったんですけど。




誰、これ。




「あそこにいたぞーっ!!」



ふげげげげげーっ!!

やばいやばい、風紀委員さんが風紀委員さんがっ!

ってあれ?前にもいるよ!?




・・・あ、私この階一周しただけなのか。




馬鹿だーっ!

私馬鹿だーっ!


てかこの男の子・・・じゃないな、うん、よくみると先輩っぽい。

この先輩ダレ!?
大丈夫なの!?


「ああのっ、私ですね、今あの人たちに追われてるんですけど助かる方法ないですかね?」

藁にもすがる思いっ!


すると先輩は私の腕をとって応接室へ走り出しました。


「ならついてきなよ」


いや、ついてくってかひっぱられてるんですけど?
もしもし?先輩さん?


とまあ何を思ったか先輩さんは応接室の扉を開け、



「スライディーーーーング!!!???」



中にズベーッと滑り込んで扉を閉め、鍵をかけたではありませんか!

ちょっ、えーっ!?

魔の委員長様がいるのでは!?


「・・・ってあれ?」



見回してもいないじゃないですか!

あれか、おトイレですか?

やっべーじゃないのさ!


「ちょ、大丈夫なんですか!?先輩!風紀委員の部屋ですよ!?」

ずかずかと自分の部屋のように入ってソファに先輩は座っていました。

寝転んだ先輩は、首をぐいっとこっちに向けて面白そうにこう言いました。


「大丈夫。僕がその風紀委員の委員長だからね」


・・・後ずさり。


「あ、君助けたの気まぐれだから。勘違いしないでね」


そんなこと言われましても、冷や汗ダラダラの心臓バクバクなんですけどォォォォォォ!!






並盛中で元気に楽しくやっていける気がしません・・・。











2007/04/19