「第一回クイズ大会を始めまーっす!!」













一日部長権は誰の手に?










部室で声高らかに言い放った

部活が終わり、皆帰ろうとしている時間。

今、部室には観月、裕太、木更津、柳沢・・・・・と、あれ?あ、うん。金田とノムタクもいました。
と、部室で一番いい観月が持ち込んだ椅子に偉そうに座っている、の7人しかいない。

観月はパソコン、その他は帰ろうとしていたところにが叫んだため、静まり返った。

皆、呆れたように固まった。

少しして観月が問うた。

「クイズ大会・・・ですか?」

はすぐさまにんまりと笑い

「そう!んふふふふふ・・・知ってるかい?皆!このクイズ大会で優勝した人には部員かっこ私含むかっことじるをコキ使える一日部長になれるのさっ!!」

もちろん、今考えたことです。

それにまた皆はポカーン。
部長は地に手まで付いてしまっています。

「そういうのって部長がやるもんじゃないの・・・・そういうのって部長がやるもんじゃないの・・・・そういうのって部長がやるもんじゃ」

ぼそぼそと呟く部長。
ショックだった様子。

「赤澤部長!いいですよねっ?・・・・うん、OKね。決まり!はい、んでは始めまーす!!」

もちろん、部長に訊いていません。
皆は付いていけずにポカーン。

「観月はそこ、淳はそこ、だーねはそこ、金田はそこでノムタクはそこね。」

皆が固まっているのも気にせずに次々と座る場所を指定する。
それに疑問をもった者が2人。

「・・・俺は?」

「俺はどうせどうせどうせ・・・・・・・」

ルドルフ2年の片方、裕太と
鬱モードに入りつつある赤澤。

「裕太はちょっとやってもらうことあるから。部長は一日部長になったってなんも変わんないでしょ?だから」

マイペースというか自己中、

「そうだよな、俺なんて俺なんて・・・・・・」

「はいはい部長部長。この椅子座っていいから。」

そういって鬱モードの赤澤を自分が座っていた椅子に座らす。

「ちょ、それ僕の専用椅子なんですけど・・・」


「何か言った?」


文句を言おうとしたがの睨みに観月、あえなく敗北。

「・・・どうぞ」

「ありがとう」

その笑顔にきゅんときた観月。

自己中でもかなり・・・失礼、少しブラックだろうと、笑顔は最強なのだ。
が、その花のような笑顔も一瞬で消え

「はじめましょーか」

にやりと真っ黒な笑顔に。

今の配置は
観月専用椅子からみて、右手前に観月、金田、野村。
左手前に、木更津、柳沢。
観月専用椅子には鬱モードの赤澤。
その右隣に裕太、左隣にが立っている。


「早押し的な感じで行くよ。一番多く答えられた人が優勝。
 この一日部長はレギュラー全員をコキ使うことが出来ます!
 わかった?」

問うと

「はー・・・・い・・・」

やる気のない返事が返ってきた。
その返事の所為で新ルール追加

「やる気がない奴は・・・んー、どうしようかな・・・・。・・・・よし、やる気のない奴は裕太の下僕になってもらいます」

えええええええええ、と不満そうな声が5つ、驚きの声が1つ。
もちろん5つは観月たち、1つは裕太。

・・・裕太が少し嬉しそうなのはスルーすることにした。

――――こっからはさん視点でお楽しみ下さい――

「さぁって、んじゃあ早速始めるわよ!」

右拳を宙に突き上げた、けど裕太がなんか言いたそう。
・・・あ

「裕太の役目言ってなかったっけか。裕太には答えを言ってもらいます!あ、大丈夫、裕太なら絶対わかるから」

無理!的な顔してたから最後につけたした。
裕太がわかんなきゃ・・・ね。

「さてさて、さっそーく第一問目!」

じゃ、じゃん!

・・・と私。虚しいわ。

「裕太の誕生日は何月何日!?」

最後の「ち」の音と同時に観月の手が挙がった。
他の奴らもあとからあげたけど・・・観月が一番速かったから

「はい観月」

「・・・んふっ。2月18日の水瓶座です。」

いや、星座まで言わなくてもいいんだけど。
・・・・・・・ええっと・・・・・

「合ってる?」

くるっと裕太に顔を向けると前から一斉に

『いや、覚えとこうよ!!!』

裕太は苦笑しつつも

「正解です」

こういう意味だったんだ・・・と最後のぼそりと聞こえた。
けどまぁ気にしない。

「観月1ポイントー。あ、全部で5問あるからね。」

「少なッだーね」

だーね、ってお前か柳沢だーね。
まぁいいわ。

「第二問!」

ちらっと裕太を見る

「じゃ・・・じゃん・・・」

お利口!!
渋々っぽいけどちゃんとやってくれたから感謝感謝!

「裕太の身長体重血液型、パーフェクトで1ポイント!」

ちょ、それ個人情報、って裕太の方から小さく聞こえたけど無視!!
おお、また観月が一番速く手ぇ挙げたぞ!

「はい、みづ「170cm 56kg О型。」

誰だぁっ!!
私の言葉を遮ったのは!!

・・・・淳か。

「ま、淳ならいいか。あ、ねえ裕太あってる?」

裕太に目をむけるとこくん、と頷く気配がした。

「んじゃ淳1ポイーント」

「ちょちょちょ待ってください!僕が先に手ぇ挙げたんですよ!?」

観月が身を乗り出して叫び気味。
そんなに一日部長やりたいんか。

「いや、でも先に答えたのは淳だし。だれも挙手ーなんていってないし」

言うと

「はうあっ!そうでした!!」

大人しく席に戻った観月。

はうあ、はないよ、はうあ、は。
とまぁとりあえず

「観月1、淳1ね。」

――

「・・・木更津、君、そんなに一日部長やりたいんですか?めずらしい。」

「クスクス・・・わかってないね、観月。この一日部長はも自分の思いのまま・・・。・・・わかるよね?」

「・・・そういうことですか。んふ、きみもなかなか考えますね」

「そんなこと言って・・・観月はもう計算済みじゃないの?」

「んふふっ・・・どうでしょうね。」

・・・んふふふふふ・・・


「私語は慎めぃ、そこの2人!!」

ひそひそだーねだーね五月蝿いんだよ!!

「あれ、今だーねだーねって聞こえた気がするだーね・・・」
だーねの呟きはスルー

「続けるよ。第三問目!裕太の好きな食べ物と色は!?」

「ちょ、ええええ・・・」

裕太の不満そうな声。
んふふふふ、でも無視(とかいてシカトと読む)という必殺技があるのよ!!

「4つ答えてね」

続けると、

「ケーキ、クレープ、苺、かぼちゃ入りカレー。色はシルバーブルー」

淳が涼しい顔で言った。
んで

「合ってる?」

「はい。」

「ん、よし。じゃあ観月1淳2。」

さあ、どんどん行くよぉっ!!

「第四問!裕太の得意科目は!?」

「物理と数学です!」

今回は観月が早かった!!

「合ってるかい?」

くるりと首を回す。

「はい」

よし、

「おーけぇ。観月2、淳2。次が最終問題!」

んじゃぁ

「最終(ラスト)問題!・・・んふふっ!裕太の好みのタイプは!?」

「ちょ、待ってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」

顔を真っ赤にして叫ぶ裕太。

可愛い・・・!
けど私は甘くないわ!

「裕太は気にせず答えちゃって!」

一拍おいて
観月と淳がにやり。

「「好きになった人がタイプ!!」 」

観月と淳の発言、同時だ。

「お、俺答え言いませんからね!」

ぷい、と顔を背ける。

・・・んふ、大丈夫さ

「この問題だけは知ってるもんね!!観月、淳正解!!」

同時に裕太が項垂れた。
あ、でも

「観月と淳が3対3になっちゃったねぇ・・・。」

どうしたものか。
ちょっと考え込んでると

「2人で対決ってのはどうだー「却下だーね。もうクイズのネタがないだーね。」

だーねに「ね」は言わせない。

「ネタがないって・・・ちゃんと考えておいてくださいよ、こういうときの対処法。」

「無理。」

観月のダメだしにも即答!!
・・・んー・・・でもマジでどうしよう・・・。

「うーん・・・・・・・・・・・・・あ」

よっしゃ、いいこと思いついた。
私が顔をあげると皆が冷や汗をたらした。

・・・ん?思いついたことバレてる?
・・・そんなことないよね。
さて、んじゃあ

「一日部長は私が務めまっす!!」

『うわあああああああああああああああああああ!!!』

こういうときだけハモるのな。

「ま、待ってください!部長、認めるんですか!?」

しつこいね、観月。

「部長ー、一日くらいいいですよねぇ??」

にっこり笑って部長に問うと

「そうだよな、の方が向いてるかもしれないしな・・・の方が向いてるかもしれないしな・・・の方が向いてるかもしれないしな・・・」

あら、まだ鬱モードだった。
ん、でもまぁいいや
観月に向き直って笑む。

「ね、部長もこう言ってるよ?」

「っ・・・。すみません、僕ちょ、お腹痛くなったので明日部活休みま」

「え?なんだって?」

観月の胸倉を軽くつかみつつ言うと

「な、なんちゃってー・・・」

青い顔で返ってきた。
んふ、それでいいのよ!

「いーい?じゃあ明日は私が部長よ。皆、私の僕(しもべ)として恥ずかしくない行動を取って下さい。以上!」

『し、僕!?』

皆が驚きの声。
・・・何に驚いてるの?

「だって部長にとって部員って僕みたいなもんじゃないの。つか私はそうだと思ってるのでそれで行きまーす。はい決定。明日部活休んだら切腹ね。
 じゃ、かいさーん。あ、裕太お疲れ様ー。明日なんかおごったげるー」

そういって部室を出て行った

「・・・アリなんですか?これ」

「アイツはなんでもアリだーね」

「クスクス・・・僕、か・・・。」

台風は去った。

が次の日には嵐が訪れた。

次の次の日、やっと静けさを取り戻し、部員全員、筋肉痛で休みだったそうだ。

あ、あのクイズ大会の次の日にジュースおごってもらいましたbyユータ














2007/04/25