私、立海大付属中学テニス部マネージャー、と愉快なレギュラー陣は本日、初詣に行くのです!
家族と行くのはもうそろそろ飽きたしね。
ちなみに約束の内容は、午前九時に皆、和服で近くの神社に集合。
今は八時。
あと一時間で用意しなきゃ!
THE☆初詣!
「うわわわわ!!!皆ぁ!ごっめぇぇぇん!!!」
くあーっ!!!
着物着るのに手間取ったうえ、走りにくーい!!
「そんなに慌てなくても大丈夫だから、歩いたら?」
くすり、と笑いながら言う幸村部長。
「だ、大丈夫でぇーっす!!」
ああああ!!!走ってんのになかなか進まないぃー!!
・・・よし。
「赤也ァァァ!!受け止めなさいよォォォ!!」
「ちょ、えぇぇぇぇ!!!!」
右足で地面を思いっきり蹴り、赤也めがけてダイビーング!!!
そして、ぽすっと受け止められる。
ん?赤也じゃない・・・?
「こらこら、着物でそんなことしちゃいかんぜよ」
「ワオ、仁王先輩」
受け止めてくれたのは詐欺師でした。
「ちょっ、仁王先輩!なにしてるんスか!?」
詐欺師の後ろでワカメが叫ぶ。
詐欺師とワカメ・・・微妙な組み合わせね。
などと考えていると、仁王先輩は私を降ろしてくれた。
「どうもー」
ぺこっと頭を下げる。
そして、改めて皆を見る。
「皆さん似合ってますねー・・・」
みんな本当に中学生?
笑っちゃうくらい、はおり袴、似合ってるよ・・・。
真田副部長は言わなくてもわかると思う。
何処の侍さんですか?この人
柳先輩もこれまた和風な人だから似合うし。
柳生先輩は和風な紳士ってな感じ。
幸村部長も和風でしょ?
だから似合う。
というかウチのレギュラー陣は和風な方ばかりですか、そうですか。
仁王先輩は、なんか江戸にいそうなスリみたい。
スリとか詐欺師とかそこらへんね。
でもまぁ、似合ってるし格好良い
ブン太先輩は、可愛い。
なんかもう、似合ってる、似合ってない、関係なく可愛い。
赤也は、うん、ワカメ。
あ、ごめん、意味わかんなかったね。
まぁ、普通に似合ってるってワケですよ。
でもあれだね、真田副部長の手下みたい
・・・一人洋風いたよね・・・。
一番右端の幸村部長から真田副部長、柳先輩、柳生先輩
赤也、仁王先輩、ブン太先輩と走らせた視線は、ブン太先輩のところで止まった
えーと・・・この隣にはジャッカル先輩が・・・
「はあああああああああ!!!!????」
「うるせーな」
開いた口が閉まらない。
「な゛っ!?・・・うわ、すげ、なんか似合っちゃってるよ、この人」
赤也より似合ってるよ、オイ
「赤也負けたね」
「は!?」
なんのことだかわからないらしい。
そりゃそうだけどね。
「どうしたんですか?」
「あ、いえ、なんでもありません」
眼鏡を押し上げながら問う柳生先輩に軽く笑って答える。
さぁ、思考切り替え!
両脇にずらりと並ぶ出店の間と人と人との間を走り抜けて皆を振り返り、笑顔で叫ぶ。
「行こ!!!」
皆は呆れた顔をしたが、こっちに来てくれた。
右側に来た赤也の腕に自分の腕を絡め、あいている左腕を空に向けて突き上げ、叫ぶ。
「さぁ!!こっからが初詣の本番だぁ!!」
入り口のところは、そうでもなかったけど、鳥居をくぐるとあら不思議。
人多すぎじゃねーかコノヤロー
「はぐれそうですねー・・・ってアレ?」
周りをキョロキョロ見る。
周りは人人人人人・・・。
「赤也、ブン太先輩、幸村部長しかいないじゃん・・・」
真田副部長、柳先輩、柳生先輩、仁王先輩、ジャッカル先輩がいない・・・
「よっしゃっ!」
あ、赤也、小さくガッツポーズしてる。
そんなに副部長と離れられて嬉しいか
「なんでこんな早くにはぐれるんスかねぇ」
ぽつりと呟く赤也に黒い微笑みで言う部長。
「それは管理人が、こんな多人数出せるかァ!!、って投げ出したからだよ」
「ちょ、それ言っちゃ駄目です!」
「それよりさっさとお参りすませちゃおうぜぃ。チョコバナナが待ってるぜ!」
部長様の黒い笑顔を物ともせず、わきゃわきゃと後ろの出店を見るブン太先輩。
「そうだね、行こうか。真田たちはメインが終わったら出てくるでしょ」
「裏事情言い過ぎっスよ!!」
「ふふ、そこはツッコんじゃ駄目だよ」
「アンタがツッコんじゃ駄目だよ!!」
部長に一人でどんどんツッコんで行く赤也。
「ま、とりあえず行こ!」
右腕に赤也の、左腕に部長の腕を絡めて笑う。
「はぐれないようにこのまま行かない?」
ぐいっとブン太先輩も巻き込む。
ちなみにブン太先輩は部長と同じ方。
「少し不満があるな、」
「え?何ですか?」
問うと、部長はにっこり笑って、ブン太先輩と赤也を私から遠ざけた。
「なっ、なにするんスか!?」
赤也の叫びを無視して、部長は続ける。
「俺だけを相手にして欲しいな」
「へっ!?」
「ずりーぞぃ!俺だってを独り占めしてぇ!!」
次はブン太先輩が、部長の横に割って入る。
「ふふ、ブン太、自分がなに言ってるかわかってる?」
「おう、わかってるぜぃ!!」
ああー・・・2人とも喧嘩腰だよ・・・
・・・別に喧嘩は良いけどさ、私を巻き込まないでくれないかなー。
両腕グイグイひっぱんないでくれるかなー
しかも、もうそろそろ周りの視線が痛くなってきたなー
てなわけで
「そこでため息ついてる切原赤也さん。ヘルスミー」
「ヘルプな。しかもさりげに他漫画ネタ持ってくるなよ。」
呆れながらも、ブン太先輩の肩をつつく。
「あとにしてくれぃ!!」
赤也はブン太先輩の肩から、指先を空に向ける
「巨大ケーキが空飛んでるっスよ!?」
「えぇっ!?何処!?」
ワオ、古典的。
でもそれに引っかかるブン太先輩って・・・。
などと考えているうちにブン太先輩は、掴んでいた私の右腕を離していた。
私<ケーキ
なのね。
軽くショックだよ
と人混みの中を全力疾走しながら思っております。
えーと、何があったんだ?
まず、ブンちゃんが手ェ離して、そこを赤也が右腕掴んで、部長を振り切り、走り出したのか。
うん、わけわかんないね。
とにかく、今は、赤也に引っ張られながら走ってるってコトだよ。
ごめんなさい、周りの人たち。
さっきからぶつかりまくってます。
謝った方がいいのかな!?
今、この場で土下座したほうが良いのかな!?
でも土下座どころか頭下げれやしない状況。
なので、すみません、と謝りつつ走る。
・・・赤也、走りにくいよォ!!
赤也は袴だからいいだろうけどさっ・・・!!
とか思いつつ、謝りながら動かし続けていた足が、ふ、と止まった。
赤也が止まったからだ。
「いきなり走って悪かったな。大丈夫か?」
「わ、るいと思うならっ、抱き上げ、るなり、なんなり、しな、さいよね」
THE☆息切れ
息切れしている私が面白いのか、赤也は私をみて爆笑を始める。
あはっ、ちょっくらちゃん、キレちゃいますっ。
「赤也お前一週間ドリンク半分」
「ハハハッ!!!って、えぇ!?」
黒みがかかった笑顔で言うと、めちゃめちゃ驚いた赤也。
「あ、でもソレで倒れられちゃ困るからなー。よし、変更。一週間部室掃除。」
にっこり笑うと、赤也はどんどん青ざめていく。
「ちょ、それはっ・・・」
「副部長の往復裏拳とどっちが良い?」
「往復っ・・・!?掃除でいいです!!」
ふるふると頭を横に振る。
よっぽど副部長苦手なんだね
・・・ところで現在地って神社の何処?
この神社、以外と広いからなー・・・。
ふ、と前をみてみる
「あ」
えーと、あの・・・なんていうの?コレ。
賽銭箱があるんだけど・・・。
うん、私ってか管理人の勉強不足です。
あ、言っちゃ駄目だった?
うん、じゃあスルーして。
「あ、のよ」
空気一変。
赤也の声が少し小さい。
「え、あ、何?」
「えーっと・・・」
私の方に顔を向けず、頬をかく赤也
「その、さ。先輩たち振り切っちゃった、じゃん。で、その、あー・・・俺とアンタだけで、っと・・・」
あぁ、言いたいことわかったわ。
ったく、これだからモテる子は・・・
「赤也」
「え?」
まだ赤い顔をこっちに向ける。
「2人でお参りしよっか」
そのあと、こくんと頷いた赤也の手を無理矢理握って歩き出した。
で、さくさくっとお参り済ませちゃって鳥居へGO!!
「お、おいっ!」
人混みの中をさくさくと進んでいくと、ふいに赤也が叫んだ
「はい?何、赤也」
「いろいろと飛ばしすぎじゃねぇ?」
・・・・・・・
「さー!どんどん行こーっ!!」
「おもいっきりはぐらかしただろ!諦めねーぞ!!」
赤也君、触れてはいけないものというのがあるんです。
諦めろよ
あ
「部長たちだー!ぶちょーっ!!!、切原赤也、ただいま戻りまっしたー!!」
鳥居のとこに皆さん勢ぞろい!
さりげにブン太先輩チョコバナナ持ってる・・・
「遅かったね。・・・・・・その手はなんだい?赤也」
微笑みを私たちの手に向けた部長。
そして、私と赤也の手を離す。
「あああ!!!こ、これは違うんです!!」
「何が違うのかな?」
「ええっと、これはっ・・・。あ、あれっス!!あの、ほら、はぐれないように!」
「それで俺が納得すると思ってる?」
「あああああああ!!!ええーと、その!えええええええ」
「あああああ赤也・・・・。不謹慎だ・・・・たるんどる!!」
副部長さん、真っ赤な顔して言っても迫力ないですからね。
・・・って赤也には効くか。
・・・・さて
「お正月はこれからだ!!皆で赤也ん家押しかけよーーーっ!!!」
「ええ!?俺!?ってああああ!!ちょ、ぶちょっ・・・何手捻ってんスか!?試合にひびいたらっ・・・!!」
END(というか強制終了
――――――――――――――
ごめんなさい。
うん、ごめんなさい。
何処が逆ハーだよ
もうこれほとんど赤也夢ーっ!はははっ(壊
ごめんなさい。
ジャンピング土下座します。
そしてコレ・・・・
思いっきりギャグだよね。
うん、スライディング土下座・・・できるかな・・・。
うん、頑張りますのでスライディング土下座もオマケします。
というかうん、マジすいません。
そしてあとがき長ーい!
それでは、是空様に捧げます!
URLごとお持ち帰りの場合は【http://dieu.himegimi.jp/dream/teni/riku.html】
2007/02/01 ワオ、もう正月かなり過ぎてんじゃん