「ふふーんふ ふふふふ きしめーん♪」









創立記念日の2,3日!  第5話









皆が来るまで部屋の間取りでも紹介しますか。

扉を開けると、両側に観葉植物っぽいのが沢山ある。
そこを抜けると、左右、奥、縦に広がった空間がある。

・・・広いよ、うん。

真ん中には、客間のようなテーブルと椅子、上には小さめのシャンデリア(小さめとは言ってもキラッキラ)
下はなんかフワッフワの綺麗な白い絨毯。
左右の壁の傍に、大きいソファが1つずつ置いてある。
小さいカウンターのようなものも隅にあって、上には電話。
なにか用があったらこれで電話しろ、ってことらしい。
んで、奥に、更に3つ小さい部屋がある。
寝室・洗面所・御手洗い。

・・・もうすごいとしか言いようがないね。

さて、こんなもんかな。
あとわからない部分は妄想力でなんとかしてください、って天の声が・・・。

今、私は向かって右側の方のソファに寝転がってよくわからん聖書を必死に解読中。
なんでこんなもんがあるんだよ。
ホテルじゃないんだから。

――がちゃっ

扉が開く音がした。
お、来たか。
ちなみに、鍵はあらかじめ開けておきました。

ーーーーーーーっ!!!」

そうしたら、岳人とジローが途中まで走ってきて、途中からダーイブっ!

わー、2人が飛んでるよぉ。
こっちにぶち当たりそうな勢いで。

「うわぁぁぁぁ!?ちょ、ぶつかっ・・・・!!」

寸前のところで、2人が空中で止まる。

「「「ん?」」」

岳人、ジロー、私の声が重なる。
視線を上に動かすと

「ウス」

樺地!!!

「ナイス、樺地!」

「ウス」

樺地が2人の腰をつかんで、止めていた。

そっと、降ろす。

ん?まだ3人だけか。
あー、びっくりした。
とりあえず、普通に座りなおす。

すとん、と足が地面についた途端、岳人はまたぴょんぴょん跳ねる。

ーっ!お菓子っ!!!」

2回目だけどさ
本当に同い年?

「俺も俺もーっ!!」

ジローも同じく。
・・・まぁいいや。

「はい、これでいい?」

左手と右手に同じ量のお菓子を乗せて差し出す。

なんのお菓子かって?
・・・○っちょ・ハイ●ュウ・クッ○ーラ●ネ・ピュレ○ミ。
チョコ系のは溶けるからあんまり持ち歩かないんだよ。

「「ありがとーっ!!」」

「わっ!!」

両側から飛びつかれる。
後ろに倒れそうになると、退いてくれて、手のお菓子を取ると、ジローはあくび、岳人はぴょんぴょん跳ねた。

「ふぁ・・・・ごめんねー、俺もう寝る時間だ。じゃーね、ちゃん。また明日ぁ〜」

注:8時半です。

ジロー寝るの早いな。
ふらふらと、扉へ向かって歩いていく。

「また明日ー、おやすみ」

「おやすみぃ〜・・・」

部屋に戻ってから寝なよー。

「ったく、ジローは世話焼けるな。、俺ジローに付き添ってくる!行こうぜ、樺地!」

「ウス」

「じゃ、また明日な!おやすみ!」

ぴょんぴょん跳ねながら手を振っても、お菓子は絶対落とさない岳人。

「おやすみー」

こっちもひらひらと手を振り返す。
・・・あ、

「樺地ー、パス」

岳人のあとを付いていく樺地に、○ッピー●ムネの小さい袋のを投げる。
ぽすっと手の中に収まった。

ウス、と頭をさげて樺地は岳人のあとをついていった。

――がちゃり

扉が閉まった。
そして、またすぐ

――がちゃっ

開いた。
どうせなら1回に皆来てよ。

「先輩、えっと、来ましたけど・・・」

宍戸と長太郎と日吉か。
っつってもこの3人しかいないわけだけど。

「3人ともさんきゅ、あいつらのこと。」

さっきは立つ暇なかった・・・。
から今回はちゃんと立つ。

さっきは2人がハイテンションすぎなんだよ。
・・・・やべっ、3人にお菓子あげてなくなっちゃったよ。
・・・なんとかしよう。

「ジロー、もうなんか寝そうだったけど・・・」

宍戸がつぶやく。

こっちの3人は落ち着いてるわ・・・。
いや、さっきの中にも落ち着いてるの1人いたけど他2人が、ね・・・。

部屋の真ん中にある椅子に座って雑談開始。

「ああ、もう寝るって言ってた」

「早いですね・・・」

あ、日吉が普通に笑った。

「寝る子は育つって言いますからね」

なんかお母さんみたいだな、長太郎。

話題変更。

「お礼しようかと思ったんだけど・・・ごめん、さっきの3人にお菓子全部あげちゃった。」

「「お礼なんていいですよ」」
「たいしたことしてねーしな」

いい子達だ・・・!!!
・・・・このいい子達のために腹をくくるか。

がたっと、席を立って、宍戸たちのほうへ行く。
宍戸の横に立って、軽く膝を曲げ、すっと顔を宍戸に近づける。

「っ!?」

ほんのすこし、私の唇を宍戸の頬に付けた。
宍戸が顔を真っ赤にしてる間に、隣の長太郎の後ろに立つ。

長太郎真ん中か・・・。
しかも背高い・・・。
考えていると、長太郎が振り返った。

よし。
同じように、頬に唇を付ける。

「有難う御座います」

長太郎は慌てず喚かず、にっこり笑った。
なんだ、この子。慣れてるのか・・・!?

次は日吉。
日吉の隣に行って同じように、顔を近づける。
その瞬間

「それくらいじゃ、俺、満足しませんよ?」

日吉はニヤリと笑って、顔をこっちに向け、唇を私の唇に押し当てた。

「っ!!!」

急いで離れる。

日吉は満足そうにニヤニヤしていた。
長太郎とは違う意味でなんだこいつっ・・・!!

「日吉っ!」

長太郎が叫ぶ。
日吉は後ろ・・・長太郎の方を振り返った。

「お前に、先輩は渡さない」

「俺だって・・・!!」

あれ・・・?
ダンジョンのときに戻っちゃった?

まだ放心中の宍戸の近くに行って、小声で囁く。

「逃げたほうがいいかも」

この声で我に返ったらしく、

「お、おう。・・・だけど、こいつ等お前1人で大丈夫か?」

「私は大丈夫。2回目だから。」

「そうか。・・・俺がいても余計状況悪くなりそうだからな・・・。悪ぃ、じゃお言葉に甘えさせてもらうぜ。」

「うん。心配しなくても大丈夫だから。
 おやすみ、また明日」

「おう、おやすみ」

小声で話し合ったあと、ささーっと逃げていった宍戸。

さあ・・・・

本番の始まりだ。


・・・・すんません、今の時点で軽く涙目です。
なんかこの2人は怖いのよ。
・・・まぁ、宍戸に大丈夫って言っちゃったから頑張るけど。
いざとなったら助けを呼ぼう。
矛盾こそが全て!











2007/06/18