「・・・・みんなが消えた」






創立記念日の2,3日!  第3話















あのあと、暇だから跡部家別荘探索開始。


・・・・開始数分。

早速迷子になった私って一体・・・・。

つか、これ夢小説としていいのか・・・・。
あ、これ言っちゃ駄目だったね。

一応冷静ぶってるけど内心かなり焦ってます。

「あ、あとべぇ?おしたりぃ?ししどぉ?じろー?がくとぉ?ちょーたろぉ?ひよしぃ?かばじぃ?」

返事なし。

どうしようどうしよう・・・!!!
・・・・・・そうだ、使用人さんっ!

「すいまっせーん!誰かいますか!?」

しーん。

・・・・ああ、そうだった。
此処・・・・
地下だったわ。
今頃気づくなよ、私・・・・。


ちなみに、どんどんどんどん階段を降りていったら此処につきました。
周り?

何処のダンジョンですか、此処。

たいまつなんて現実にあったんだね。
壁、石だ。グレーの。
ゴツゴツしてるー・・・・わーすごーい。
はっはー、もう棒読みになっちゃうよ。

「マ、マジで誰かいなーい!!??」

やっぱり不安。
恐ぇよ、こんなとこ。

私だって一応女の子だからね。
・・・でも返事来るわけないよね、さっきもなかったんだし・・・。

はぁ、と溜め息一つ。
つこうとしたとき、

「っ先輩!?」

わっ!
わーい!!!
この声は


「長太郎ぉぉぉぉっ!!」


少し先に長太郎らしき影も発見。
ドダーっと走って飛びつく。

「っ先輩」

やっぱ長太郎だ。

・・・・これが忍足でも今の私だったら飛びついてたかもしれない・・・。
とか思ったら・・・うわ・・・・。
気分悪くなったわ。
でも忍足じゃなくって長太郎だったのでOK。

「あの・・・大丈夫でしたか?
 先輩・・・どんどん先行っちゃったから
 皆、心配してたんですよ?」

わーっ。

「ごめんね。
 えーと、その・・・すいません。面白そうだったんで」

そーっと抱きついていた手を放し、長太郎から一歩離れる。
つもりだったんだけど

「先輩がそんなんじゃ駄目じゃないですか」

手を引かれ、また元の体勢に戻る。

「朝、今度抱きしめてくれるって言いましたよね、先輩。
 今しかチャンスがないので・・・俺からでもいいですよね」

あれっ、長太郎ってこんな子だったっけ・・・?
なんて思ってる暇もなく。

「ふぉうっ」

何つー声出してんだ、私。

きゅっ、といかれました。
ごめん、わけわかんないね。

とりあえず、えーと・・・抱きしめられてます。
どーしよどーしよとかなってたら・・・

「!! 鳳っ!」

あれ、修羅場突入とかないよね?
えーと・・・

日吉登場。

日吉も、長太郎が来た方から。
走って私たちの近くに来ると、長太郎と私を引き剥がし、間に割って入った。
身長差の所為で

長太郎:3年
日吉:2年
上級生につっかかる下級生。

みたいになってる。
日吉すまん。
けど反省はしてない☆

・・・・さあ、現実逃避はもうそろそろやめにするか・・・。

私が自意識過剰なワケではない。
天然鈍感じゃない普通の人間ならわかるハズ・・・

軽い修羅場?

「お前、何してるんだ?」

「何って・・・・先輩を抱きしめてただけだけど」

にっこりと笑って平然と答える長太郎。
それに眉間に皺を寄せる日吉。

こえーよ。
退場しちゃ駄目?

「・・・行きましょう、先輩。俺が案内します」

「えっ?ちょ」

すっと私の手を取って、歩き出す日吉。
長太郎の隣を通るとき、軽く睨んでいた。
長太郎は苦笑。
日吉・・・・お前精神年齢負けてない?

すたすたと速いペースで歩く日吉にちゃんとついていけない。
が、少ししてから気づいてくれて、私のペースに合わせてくれた。
掴まれてる手首が痛い・・・。
思いっきり掴んでるでしょ。

ちらっと日吉の顔を見てみる。

「・・・日吉、顔恐い」

「っ」

すっと顔を向こうに背けられる。

あ・・・・
失礼なこと言っちゃたよ、私。

しばらく歩くと、上に通じる階段らしきものが見えてきた。
上から跡部たちの声が聞こえる。
上がる前に、長太郎が気になって後ろを振り向こうとする。が

「鳳のことが、気になるんですか?」

日吉の寂しそうな声に動きが止まる。

あれ、日吉ってこんな子だった?
よし、ツンデレだからということにしておこう。

「そりゃ、ねぇ、置いてきちゃったし」

元に戻した体の向きをまた後ろに向ける。

「っへ?」

どんだけ邪魔すりゃ気が済むの!

後ろから、日吉に抱きしめられる。
今日何回目?

「先輩、俺、先輩が鳳にとられるのだけは嫌なんです。

 取り返すとき、下剋上出来ないじゃないですか。」

そこかァァァァァァァァァ!!!!

待て待て、一気にギャグ展開になっちゃったんだけどどうするよ。

「でも、本当は先輩たちにも渡したくないんですけどね。」

顔は見えないけど、笑った気がした。

気が利くわけじゃないから、この場面に合う良い言葉はわからない。
だから、素直な気持ちだけ言って、笑う。

「ありがとう、日吉」

丁度、そこに長太郎が追いついた。

バッドタイミング。

「日吉・・・・」

長太郎が日吉を睨む。
が、私を視界に入れて、慌てたように日吉から目をそらした。

そしてふっと微笑み、

「行きましょう」

長太郎のほうが大人だね。
日吉が解放してくれたので、3人で階段を上がった。

瞬間

ーーーーーーーーーーっ!!!!!!」

「くんな」

忍足を蹴飛ばす。

「俺様の別荘で迷うなよ・・・本宅のときはどうす「黙れ」

跡部を黙らす。

「「ーーっ!!」」

「うおっ」

ジローと岳人の抱きつきはかわせなかった。

「離れろ!」

「ウス」

「さんきゅーっ」

宍戸と樺地が2人を剥がしてくれる。

なんでだろう。
ものすんごくウザったるいけど嬉しいわ。
なんかに目覚めちゃったか!?私!

でも・・・・
後ろの2年2人が気になります。
こういうときは・・・・

シカトでいいよね・・・?
わーっ!すいまっせーん!

と、まぁ色々あったけどダンジョンは抜け出せれました。










2006/06/16