創立記念日の2,3日! 第1話
ピンポーンとチャイムが鳴った。
ピンポンダッシュの小僧だったら捕まえてやろうと思ってドアを開けたらそこには、
見慣れた氷帝正レギュラー陣がいた。
ちなみに今日は氷帝学園創立記念日。の土曜日。の朝。
なんで休みの朝っぱらからこいつ等に会わにゃならんのだ。
ちなみにワタクシ、は氷帝学園男子テニス部正レギュラーマネージャーで御座います。
創立記念日は部活はないのです。
ついでに、創立記念日が土日のときはその次の月曜が振りかえで休み。
あんど
日曜も月曜も部活がない!
つーわけでのんびり過ごせる3日間。
だと思ったんですが、はい、コイツ等の所為でのんびり過ごせなさそう。
んで、用件を聞くと。
全員で泊まりに来たらしい。
私の家に。
そこで冒頭に戻ります。
「ないなら俺様がつくってやる」
「いや、いらないから」
今日も元気に鬱陶しいほどの俺様な跡部。
「俺、ちゃんとならぎゅーってくっついててもエ・エ・でっ」
「きめーんだよロリコ・・・忍足。」
語尾にハートをつけるような勢いの変態丸眼鏡こと忍足。
「あー!!忍足ズルいC〜!!俺もぎゅーってしたい!」
「ふおっ!?あ、ジローか」
イノシシのように突っ込んできて、私の腰に飛びつくジロー。
忍足にやられたら跳ね返すけど・・・ま、ジローならいいかな。
「ジローこそズルいで!!ほんなら俺も・・・ごふっ!」
抱きついてこようとした忍足を蹴ろうとした、ら
「が困ってんだろーが。」
唯一の庶民派、宍戸が代わりに蹴り飛ばしてくれたよう。
「お、宍戸。さんきゅ」
「・・・お、おう」
宍戸とジローはいい子!
「宍戸さん、先輩大丈夫ですか?」
「長太郎か。うん、大丈夫!」
「俺はなんともねぇ」
可愛い後輩長太郎。
宍戸とデキてるってのはデマ・・・だよね、うん。
可愛いほうの後輩だね、この子は。
「忍足さん・・・これ、何回目だと思ってるんですか。いい加減学習してくださいよ。ねぇ、先輩?」
生意気なほうの後輩、日吉。
忍足の保護者か、あんたは。
「侑士には学習能力ってのがねーんだ!な?ゆーしっ!」
「岳人・・・あんた学習能力の意味知ってる?」
「ん?知らねぇ!日吉が前言ってたんだ!」
ぴょんこぴょんこ跳ねながら言う後輩。っていいたいけど同い年の岳人。
もう後輩扱いしてもいいかな。
なんつー子供。
「なんやと日吉!岳人!お前ら何ゆーとんね「ウス」ごふっ!」
復活した忍足が文句を言おうとしたところを樺地が忍足の上に乗って止めた。
ナイス、樺地!
んで、
「話戻すけど・・・ウチにあんたたち全員を泊めるスペースも気もない!以上!」
完全シャットアウト!のつもりでドアの前に立ちふさがりつつ、人差し指をたてる。
と、みんな一斉に
「しょぼーん」
・・・やばい。
長太郎と岳人とジロー可愛い・・・!
・・・
「・・・のつもりだったけど長太郎と岳人とジローのスペースはある気がしてきた。」
「待て待て待てぇぇぇぇぇぇっ!!!」
言ったすぐあと、忍足がツッコむ。
「なんで岳人なん!?俺やろ!?」
「あーん?なんで俺様が入ってねぇんだ?」
「長太郎だけ・・・?」
「先輩・・・俺は?」
さらにしょぼーんとする宍戸あんど日吉。
後者は演技だとわかっている・・・!だが・・・!!
変☆更。
「宍戸と日吉の分もある気がしてきた。」
ほら、今日吉ニヤってした。
宍戸は純粋な笑みですね。
「待て待て待てぇぇぇぇぇぇっ!!!」
次は跡部かよ。
「何、不満?あんた2人は危ないの」
「ナニが危ないねんッ!?つか絶対日吉のが危ないやろ!」
忍足が食いついてくる。
まず『何』が『ナニ』な時点で危ない。
そして、アレだ、日吉は
「『しょぼーん』が可愛かったからよし」
「意義あり!」
「ねーよ」
跡部うるさい。
いつのまにやら長太郎たちが私の両隣に。
えーと・・・ゲームつかなんつーかそんな感じで言うと
6対2。
ドア側に宍戸、岳人、ジロー、長太郎、日吉そして私。
それに対するように跡部&忍足。
帝王あほべ様はそれが気に入らないのか、交渉を持ちかけてきた。
「俺様の別荘で皆2泊3日。どうだ?」
跡部の別荘・・・・
「広い?」
「お前俺の設定覚えてる?」
設定 って言っちゃったよ、オイ。
・・・うん、でもまぁ
「VIP待遇ならOK」
「ちょ・・・。 ふん、そんなもん俺様の別荘だぜ?当たり前だ」
忍足満面の笑み。
こいついらんけど絶対付いてくるな・・・。
なんとなく、横見てみた。
「見事に嫌な顔してるな。長太郎以外」
長太郎は苦笑してる。
可愛い・・・!!
特に、すぐ右の日吉がヤバい。
『ああん?お前何言ってんだ』
みたいな顔。
うん、どんな顔かわからんね。
とりあえずものすごく嫌そうな顔。
・・・なんか可哀想だな。
そんだけ嫌ってことはそんだけ喜んでくれたワケだし。
ぽん、と肩を叩いて・・・。
・・・出血大量大サービス。
きゅっと抱きしめる。
と一瞬でその場の空気が変わった。
驚きと
殺気。
怖ぇぇ!!
特に某丸眼鏡と俺様から。
日吉は別の意味の驚き。
なんだこの子可愛い、軽く頬染めてる・・・。
かっ、可愛い・・・!!!
「まぁ、うん、嫌でも先輩だしね。今回は我慢して?
それと、ありがと。でもすごい顔だったよ」
軽く微笑むと
ついに顔を背けられてしまった・・・!!
「・・・わかりました。
っ別に嫉妬とか、してたわけじゃないですからね・・・!」
これがいわゆるツンデレってやつですか。
可愛い・・・!!
これがツンデレか!
生ツンデレなのね!!
となんか一人で興奮してると、すっと私の腕と日吉の身体が離された。
うん?と思ってさっきまで後ろだった左を見ると
「日吉だけって・・・ズルいですよ」
長・太・郎!
やばい、何この状況。
いいね、後輩に挟まれるっていいね!!
・・・なんだか変態ちっくになってるよ、私。
いや、でもこの状況は・・・ちょっと、はい、同級生に見られたら殺される。
「ちょうたろ「もうそろそろ行くぞ!」
跡部止めるなよ。
といいたいところだけど別荘のため。
長太郎には悪いけど
「今度。でいいかな、長太郎?」
ごめんよ、と付け加えると、ショボーンとしたがまたすぐ笑顔に戻って。
「俺のほうこそ無理言っちゃってすいません。その『今度』楽しみにしてますね」
良い子だ・・・!!!
「さあ、日吉もこれでおっけーね?
出発しましょーか!跡部の別荘☆へ!」
マイペース一番!
つーわけで出発するのだわ!!!
2006/06/16