独立暗殺部隊のChristmas!
「あ?・・・か。」
「はい!あのね、ボスぅ、プレゼントちょうだい!!」
そう、今日は、みんなが大切な人と過ごしたりパーティーをしたりするクリスマス。
「お前も異国の宗教に染まってしまったか・・・。父上は悲しい、悲しいぞ、・・・」
ここはヴァリアーのアジト内のボス・・・ザンザスの部屋。
「ちょちょちょ、ボス、ツッコみどころ満載だから箇条書きでツッコんでくよ!
1 誰だよ、お前
2 お前日本人じゃねーだろが
3 なんか少●陰●師のじい様みたいなんだけど
4 つかキャラ!キャラ!」
そして今、箇条書きという画期的な方法でツッコんだのは、皆からプレゼントをもらおうと企んでいる
私、です。
まずはボスからプレゼントを貰おうと思い、今こーしてるワケですよ、奥さん。
「それよりプレゼント、ボス」
まだ泣き真似をしているボスに右手を突き出す。
すると、ボスは部屋の隅に行って鞄をゴソゴソと漁り始めた。
少しして、私の方に、綺麗にラッピングされた箱を持ってきた。
ボスが両手で抱えるほどだから、結構大きめ。
「さーあ、嬉しい嬉しいプレゼン「黙らっしゃい」
一瞥しただけで涙目になったボス。
・・・この人ほんとにボスですか?
ボスは涙目になりながらも、おずおずとプレゼントを差し出す。
ちょ、可愛いな、ボス。
ボスから箱を受け取ると、にっこり微笑む。
「ありがと、ボス」
「からのプレゼントは?」
「なんにも用意してないので、アドバイスを差し上げまぁす!!
キャラ崩壊、ほどほどに
じゃあねー」
手を振りながらボスの部屋を出る。
さぁて、次は・・・ヘタレロン毛のスクアーロだ!
*
ボスからのプレゼントを抱えて、スクアーロの部屋のドアをガチャっと開ける。
「スクアーロぉー、めりくり。そしてなんかちょうだい。できれば金目のもので」
「ゔお゙ぉぉい、金目のものかよぉ。というかノックぐらいしろぉ、オレにもプライバシーがあるんだよぉ」
やっぱりツッコミはスクアーロだよね
「そう、あとで売るから。あ、ついでに言っとくと
あんたのものは私もの、あんたの部屋は私の部屋。だから、此処は私の部屋。私の部屋をあんたに貸してるだけだから。おわかり?」
息継ぎなしで、にこーっと笑いながら言う。
「な、なんか黒いオーラが見えるぜぇ・・・疲れてんだなぁ、オレ。・・・寝るかぁ
ごふっ!!」
「クフフフフフ、逃がさないわよ。さぁ、金目のものを出しなさい!」
撲殺●使ド●ロちゃんよろしく、バットでスクアーロの後頭部を殴る。
「ちょ、おまっ・・・金目のものじゃなくて出ちゃいけねーもんが出るだろぉがぁ!!
てかもう出てんじゃね!?出てんじゃね!?つかもう出てるよなぁ!!だってものっそい痛ぇーもん!!」
「とりあえず落ち着け、スク」
「ぺったんぺったん」
「ベタなボケしてんじゃねーよ、ヘタレツッコミがぁぁ!!」
あ、ついキレちゃった。てへっ☆
「『てへっ☆』じゃねぇよぉ。お前の場合は『でへっ』だからなぁ」
「ひどっ!!ガラスみたいな携帯の画面よりも傷つきやすいちゃんのハートに傷つけたぁ。
てなわけでさよーなら」
今度は鉄パイプでさっきのように殴る。
「へぶっ!!
出た!今の絶対出た!」
「何さー。まだ少ししかでてないよ」
「出てんじゃねぇかぁ。治せ!」
「うるさいなぁ。
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪」
鉄パイプをくるくる回しながら言ってみる、と、スクの頭が元に戻った。
「「マジでか」」
あ、それより
「プレゼント・・・って言っても何もなさそうだから髪もらってくね」
「え?
あああああああああああああ!!!!!!!オレの髪がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
一部を肩までに切ってみました。
んー、でもやっぱ
「いらない」
スクの髪を床にたたきつけて、部屋を出る。
なんか泣き声きこえたけど・・・まぁいいか
んー・・・ルーちゃんことルッスーリア姐さんは出かけてていないし、ゴーラも見かけてないんだよなぁ。
仕方ない、二人は諦めよう。
とか思ってマー坊ことマーモンを探して廊下を歩いていると会いたくないアイツに出会ってしまった。
うん、顔中ピアスだらけのレヴィです。
「〜〜〜!!!」
何こいつ、何こいつ。
今にも私に抱きつこうとしてるよ。
「メリークリスマブッ!?」
「はいはい、メリークリスマブ。さよなら」
とりあえず、男の急所を蹴り上げた。
そしたら案の定、蹴ったところを押さえてしゃがみこんだよ。
それを良いことに、その場から逃げることにした私。
だが、それは叶わなかった。
「待ってくれ・・・・・・」
「ふぎゃああああああああ!!!!!掴むな!触るな!溶ける!」
床に突っ伏しながらも私の右足首を掴むピアス野郎。
じゅわー
・・・ん?じゅわ・・・?
・・・
「いぃぃぃぃぃぃぃぃやぁぁぁぁぁぁ!!!」
く、靴下が溶け始めてるゥゥ!?
「プ、プレゼント、だ・・・」
そういって、箱を差し出しながら倒れたピアス。
「あんたのプレゼント貰うと死にそうだからいらない。じゃあねー」
ボスから貰った箱を抱え直して再び、歩き出す。
「マー坊ぉぉぉぉぉ、ベルぅぅぅぅぅぅじゅ」
あ、いけねっ。
黒曜中の小人っぽくなった
「なにしてんの?。」
ああああああ!!
「ベルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
あ、ボスからのプレゼント落として抱きついちゃった。
だってさっきの衝撃はすごかったよ?レヴィだよ?ア・タンちゃんよ。
「何?どうしたの?」
「だってね、だってね!!ピアスがいきなりぼわーって来てむわーってなってじゅわってなったところにベルが来たんだよ!?王子様みたいだよ、ベル!!」
抱きついたまま、ベルを見上げて話す。
「効果音だけじゃわからないよ。しかもオレ、本物の王子だからね」
ベル王子のツッコミも結構イケます!!
「んーと、とにかくピアスの所為で右足の靴下が溶けたの、隊長!」
「いや、だから、オレ、王子」
「そんな細かいこと気にしないの!ベル、校長でしょ?」
「何をどうやったら王子と校長を間違えるの。」
「いいの!王女!」
「おしい!ってそうじゃないでしょ」
なんかもう延々と続きそうだね、これ!
「もういいや。で、とにかくピアスを痛い目に合わせろと?」
「うん、それと金目のもの頂戴。ティアラとかティアラとかティアラとか」
「金目の物って・・マーモンじゃないんだから。ティアラ欲しいの?」
「うん!」
元気よくうなずく。
だってベルのテイアラかっこいーもん。
「じゃああとであげる。だからお願い。そんなに目に『¥』を浮かべないで」
「おおーう、ごめんよ、王子。」
「あ、やっと王子って言った」
ベルは、とたとたと、少し離れたピアスの元に行くと、ドカッバキッ、という音をさせてからこっちに戻ってきた。
「さんきゅー!!ベルぅぅぅぅ!!
そして早くティアラ渡せぇぇぇ!!」
「どんだけティアラ欲しいの、は」
「ベル殺してでも手に入れたいくらい」
さらりと爽やかに言う。
「ちょ・・・ごめんなさい。すぐ持ってくるんで殺さないで下さい。」
「早くしてね」
ベルはドタタタタっとすごい音を立てて自分の部屋にいき、3秒ほどで帰ってきた。
「瞬歩?」
「他漫画ネタはやめようね」
大丈夫、同じジャンプだから。
「つかそれよりティアラ」
「あ、ごめんなさいすぐ渡します。だからナイフどけて。」
ティアラをくれるなら、といってベルに突きつけていたナイフを下ろす。
「目つぶって」
「いまさらそんなもんいいんだけど」
「空気ってものを読めないの?は」
なんかベルの声が本気っぽかったから目を閉じる。
息を少しはく音・・・これ多分ベルのため息だね・・・がしてから私の頭に何か・・・ティアラだろうけど・・・が乗る。
そして、目を開けた瞬間、いきなり視界がまた真っ暗になった。
背中に手が回されていて、あったかい。
やっと気づいた
ベルに抱きしめられてる、私。
「ベル」
「何?」
「あったかい」
なんかボケてやろうかと思ったけど、そんな気も失せるほど、ベルの腕の中は居心地がよかった。
「オレのティアラとのティアラ、デザイン同じ。」
「・・・・・・・・・・ありがと」
「どういたしまして」
上から聴こえた声もなんだかいつもよりあったかく聴こえた。
今は、何故かはわかんないけど、それはきっとそのうちわかると思う。
来年のクリスマスもこうしたいなー。
あ、そういえばマー坊って何処にいたんだろ
2006/12/27