「何食べてるんですか?美味しそうな香りですけど…」








変態な日常












ここは黒曜ヘルシーランド。

骸さんと、私とかの愉快な仲間たちが住んでいます。


「おう、骸さん。気配消して背後から近づくのはやめてください」


「クフフフ、まあいいじゃないですか。で、何食べてるんです?」


骸さんは笑いながら私の手の中の物を見ようとします。

クハハハハ、誰が見せるもんか。
あ、骸さん笑いが・・・。

骸さんが私の右側から顔を出したので手を左側に移動させます。


ー・・・・・」


くーん、と見てくる骸さん。


正直可愛くありません。


いやね、ほら、フゥ太くんとかなら可愛いけど骸さんじゃ・・・ねえ・・・。


「なんですか、それ。僕にも下さいよー」

「嫌です」


にこっと笑って手の中の物を口に運びます。

温かい・・・。


口の中の温かさに幸せを感じながら右を向くと



「骸さん、ヨダレヨダレ。」


だらぁっとパイナップルの汁のように・・・失礼。

だらぁっとだらしなく開いた口の両端からヨダレがたれています、骸さん。


仕方ないなー



「骸さん骸さん」

「はいっ!?」

呼ぶと、白目がちになっていた骸さんの目は輝きと黒目を取り戻します。

「じゃんけんぽいっ」

そしてすぐさまパーを出す!

骸さんは驚きながらチョキを出しました。


・・・普通グーじゃね?


反射的に出すのがチョキっておかしくないですか、骸さん。

あ、笑い方も髪型もおかしいからいいのか。


とまぁ、心の中で呟こうが口にだそうが負けてますね、私。


ですが何を思ったか骸さんは



「あっちむいてほいっ!」



第二段階へ。


ばっと、勢い良く下を向きます。

む、骸さんの指は・・・?
下っ・・・・。


ノォォォォォォォォォォォォ!!!!!



私が項垂れていると骸さんがガッツポーズをしながら疑問を口にした。

「イヤッホゥ!・・・それでなんだったんです?」


あ、すっかり忘れてた。
視線を下に落として自分の手の中のあんまんを見る。

あー、ちょっと冷めかけてる。
ま、いっか。骸さんだし。


「冷めてるけどいーよね。」

「もがっ」


もう既に半分だったあんまんを更に半分に割ってぐいっと骸さんの口に押し込む。


「ただのあんまんだよ。」


骸さんは少しの間もごもごしてから、ごっくんと飲み込むと物欲しげに私の手を見た。
・・・まさか。


「もっと欲しいですね」

「なっ!?」


ぱくっとあんまんごと私の手まで口の中に含みやがった!
なんだコイツの器用さは・・・。
口の中で私の指をずらして、あんまんだけを噛んでる・・・。

飲み込んだあと、舌の先で指の腹を撫でられた。


「ひゃ、ちょ!!

 やめてください変態ナッポーさん」



慌てて指を引き抜く。
骸さんはニタリと妖艶な笑みを浮かべて私を見上げた。

・・・やめてください、オチてしまうので。



「他の指も・・・いえ、なんなら別の場所もやってあげま」
「黙れェェェェェェェェェ!!!!!!!!」









これでも一応、恩人なんです。




20080224